お客さんに気持ちを伝えるおしぼり
2年ほど前のことです。大将がこんなことを言ってくれたんです。
「もっとちゃんと、お客さんに気持ちを伝えるおしぼりでお迎えしたい」
大分駅から歩いて10分弱のところにある和食店【兎と亀】さん。
繊細で美しい和食に、ぴったり合う日本酒が評判のお店は飲食はもとより、その佇まいやおもてなしまで一切の妥協がありません。
もちろんそれは大将が細やかなところまで気をやり、つくり上げてきたからこそであり、おしぼりもおもてなしの一つとして使っておられました。
だから冒頭のセリフはいかにも大将らしいなと嬉しくもあり、こちらがワクワクとなったものです。
名入れおしぼり導入へ
早速、おしぼりの見本を持って伺いました。
「お料理のバランスに合うのはこれですかね」などと、色々思いを巡らせました。
それから1年半ほど経って、再度連絡を頂きました。
「名入れおしぼりにしたいので打ち合わせさせてください」と。
さらなるお申し出にまたも嬉しくなり、お打ち合わせに伺いました。
実物を見ながら「刺繍でロゴも入れたい」というお気持ちを確認しました。
おしぼりにロゴを入れる際の注意点
ロゴは名入れおしぼりを、よりお店唯一のものにし、お客様がSNSにアップしてくださるなど大変ブランディング効果の高いものです。
一方で、刺繍のサイズによってはロゴが潰れてしまうため、それに耐えうる大きさ、厚みのおしぼりが必要になります。
さらに重要なのは、刺繍の位置。
おしぼりの巻き方によって刺繍の見え方、印象が変わるので、「ぴったりな物が見つかるまで、ゆっくり一緒に探してみませんか?」と提案しました。
おしぼり屋が開発した生地はとっても丈夫
1ヵ月かけてようやく見つけたのが、ドビー織のおしぼり生地でした。
ドビー織は180年以上の歴史を持つ、規則正しく美しい模様がしっかり出るのが特徴の織り方です。
生地に厚みや立体感を持たせ、高級感あふれる仕上がりになります。
何より、おしぼり屋がおしぼりのために作った生地なので大変丈夫。
洗濯を繰り返しても、簡単にヘタレません。
そしてロゴも潰れないよう、大きめに刺繍できます。
大将にご提案するとすぐに気に入ってくださり、そのおしぼりを使用することになりました。
刺繍の位置を何度もシミュレーション
普段はここから、ウエノお志ぼり商会が刺繍屋さんとの間に入って調整します。
しかし今回は、大将の強いこだわりをダイレクトにお伝えしてもらった方が良いと判断し、直接刺繍屋さんとやりとりし、巻き方を踏まえて刺繍の位置、角度を決めていただきました。
出来上がった名入れおしぼりはと言うと…
写真の通り、高級感とインパクトが両立する仕上がりとなりました。
おしぼりとしての機能も十分。
何度も触れたくなるような手触り。
名入れおしぼり導入後の評判
大将に伺うと、特に常連のお客様からの評判が大変良いそうです。
私たちはおしぼりという「物」をお届けするのが仕事ですが、こうしてお客様が喜んでくださるために何を選んだら良いかと考えることも大切な仕事だと思っています。
というより、考えるのが楽しくて仕方がないんです。
今回も大変ありがたい経験をさせてもらいました。
ありがとうございました。
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